アメリカの労働条件と環境は、日本とはだいぶ異なります。
まず、労働時間について。
OECDの調査によると、年間平均は1,788時間でした。
この数字は、OECD加盟国の中でもほぼ平均といえる物で、日本よりも少し長い程度です。
アメリカの労働者は「長時間労働を嫌い、効率を追求する」というイメージがありますが、意外と労働時間は長めです(ただし、日本のデータにはサービス残業が含まれていないので、割り引いて見る必要があります)。
また、差別や格差などの問題はありますが、セクハラやパワハラなどは一切ありません。
ここが、日本との最大の違いといえます。
日本では、そういったことが起きてもなあなあで済まされることが多いですが、アメリカではすぐ訴えられるからです。
ですから、会社は従業員の不満を常に汲み上げる態勢を整えており、部下に不満を持たれている上司は、降格させられることもあります。
上司の仕事は、部下が仕事をしやすい環境を作り出すことですから、部下に不満を持たれているということは、適性がないということです。
また、会社自体も、常に外部からの評価にさらされています。
頻繁に従業員から訴えられる会社は、二流以下と見なされるので、一流を目指す会社は常に労働環境をよくすることを心掛けています。
ただし、その分、労働者にもそれなりの責任が求められます。
例えば、仕事中に関係ないホームページを見ていただけでも、クビにされることもあります。